みなさんこんにちは。
今回は久々に一日かけてのハイキング。なまった体を奮い立たせて初めてのルートで空沼岳で遊んできた。
朝一、7時半ぐらいから林道スタート。入り口にバイクを置いて、しまっているゲートからスタート。珍しく初めてのルートだったので、geographicaでログを取ってみます。初めてのルートは念には念を入れて。
林道は静か。誰もいないし、静か。昨年林道で巨大ぐまに遭遇した経験から、今回は鈴も2つ、携帯ラジオでNHKのAMをかけながら、熊笛吹きつつの歩行。できれば無音で鳥の声や山の音を聞きたかったけれども、万が一の熊を考えて、今回は雰囲気よりも安全重視。林道歩きの後半に、分岐点で山菜取りのおじさんと会うまでは万が一を考えて慎重に歩く。
林道は歩きやすいし虫もいないけれども、どこまでも味気ない林道。熊の糞やら、フキを食べた熊の痕跡やら、ウドが生えているのを横目で見ながらひたすら歩く。そこまで群生している箇所はなかった。
林道ウォーク後半には、少し山道っぽい雰囲気。

しかして、林道は続く。

果てしなく林道は続く。

まだまだ林道は続く。

終わりなく思えるほど林道は続く・・・
ジャンバーの落とし物。
北野武のロゴマーク。古い。

林道わきに沢が見えた。これを下ると湯の沢。久しぶりの再会。湯の沢をつめてここにたどり着いてから、もう3年ぶりになるだろうか。しばらく沢をつめるまで登ることはしていない。ここまで来たら、山小屋はもう少し。気温がだいぶん上昇してきていたので、水の音が涼しく感じる。流れの先にある長沼にも行きたかったけれども、今日の装備では止めておこう。やぶも濃い。

もう少しといえどもしばらく歩かないと山小屋は見えてこない。
赤い屋根が見えて、ほっと一息。休憩なしでダラダラ歩いて4時間。長い。

山小屋付近は予想通りの込み具合。10人弱。
相変わらずきれいな沼。人を惹きつける理由がわかる。
ちょっと挨拶を交わして万計沼の写真を撮って水を一口、すぐに出発。

ここからは山道。
登山しているな、という雰囲気。車は通れない、人が通る道。
やっぱりこっちのほうが良いな、と。
登山者が多いので、熊の気配はあまり気にならない。

沼まで30分弱。

空沼岳の安定の道の悪さ。これゆえに登山靴で来る必要がある山。

着いた!真簾沼!

今年もまた龍神観音に挨拶する。
いつもありがとうございます。

お賽銭。

近年は来るのはここまで。ピークハントではなく、真簾沼が自分にとってのピーク。
そんな付き合い方ができるのもこの山の良いところ。

登山道からちょっと離れた日差しが降り注ぐ場所で一人ランチ。
ああ、日差しが心地よくてこのままここにずっといたくなる・・・
サンショウウオが泳いでいるのがたくさん見えた。
オショロコマいるのか釣り糸を垂らそうかとも思ったけれども、登山者が多くてここでは自粛。
ここで休憩、ランチ。

今回はアルファ米にカレー。

ミニチキンラーメンがスープ替わり。

アルファ米ってその手軽さが良いうえに、お皿にもなるのがありがたい。
山菜ごはんにカレーをかけて、山菜カレーの出来上がり。
アルファ米がカレーを吸って、更に美味しくなる気がする。
使用した後、洗うことなく小さくたたんでゴミになる。

たくさん食べて、たっぷり休んで疲労回復。
鶯の声が沼にこだまする、天国にいるような時間。
動画の撮影を少ししていたら、遠くから話声。

山の中の静寂を破って、楽しそうな女性たちの声。
さきほど万計沼にいた方たちか、数人の団体様。
近づいてきて、遠くに見えた。
遮るものがないと声は響き渡る。
動画はあきらめて、撤収開始。
ありがとう真簾沼!
万計沼まで下って、少し下って竿を出してのオショロコマ。
ありがとう。
ダメージ軽減のため、フキの葉でキャッチ。

そういえば、オショロコマ釣った記憶はないな。もしかしたら初めてかも。
即座にリリース。
少し水の中で休んでから、さっと元気に消えていった。

登山道の下山ではひたすら道路わきの笹の、飛び出ているやつをポキポキ折りながら降りる。いつもしっかりメンテされていて感謝。道はメンテナンスをする人がいてこそ、道として利用できることを忘れてはならない。
そこから登山道を下って下山。
車の数がすごい。真駒内川に架かる橋付近の駐車マナーの悪さにいつも辟易する。林道を遮るように駐車してある車もいたりする。登山できるぐらいに元気なのだから、もうちょっと遠くに止めて歩くとかなんとかならないものだろうか。
林道入り口まではまだ距離があるので採石場を横切って舗装を歩く。
最後に春ゼミ2匹、鹿1頭。
geographicaのログでは20km超の移動距離、8時間行動、消費カロリーは約3000キロカロリー。楽しいハイキングだった。
やはり林道は長く、途中1台すれちったけれどもMTBとかオフロードバイクがマッチする。昨年はグラベル林道ハイクで熊に遭遇したので、熊対策は必須です。
林道から分岐している使われていない道もいくつかあった。興味をそそられる。先人たちが拓いた道。その先にある景色を見てみたくなる。
いろんなルートからアプローチすることで、山全体を理解することができるような気がする。その大きさとか、地形とか、景色とかを感じることで、ますますその場所のことを知りたくなる。そんな一日でした。